キングの位置とキャスリング




続いてキングの位置を確認してどちらにキャスリングしやすいか考えます。
一般的に h サイドにキングがあれば 0-0 しやすく、 a サイドにキングがあれば 0-0-0
しやすいですが、他の駒配置や状況によるため、 h サイドにキングがあるから必ず 0-0
するとは限りません。

0-0-0 するのは遅くなるので 0-0 する確立が高い、という状況であれば相手の攻撃が h サイドに集中してくることに気をつけると同時に、自分も相手の h サイドへ攻撃する
準備をしていきます。

お互いにどちらにキャスリングするか不明の場合は、攻撃が片方へ集中し過ぎないようにしましょう。




この局面では 0-0 は最短4手目、0-0-0 は最短3手目、なので最短手数だけを見ればどちらのキャスリングも考えられますが、両ビショップの利きが h サイドへ向いていること、g ポーンと h ポーンが進んでくることを考えると 0-0-0 した方が安全そうに思えます。

しかし Bb1 の利きを開くために a または c ポーンを進める必要があり、そうなると 0-0-0 して大丈夫か? ということも考えられます。この辺が Chess960 の難しさ
であり、面白さでもあるでしょう。上図の局面ではどちらにキャスリングするか状況次第ということになります。

ちなみに Bb1 と Bc1 の配置の場合、c3 としてから d4 と指すことが多いです ( 両ビショップの利きを活用する )。

また、0-0-0 する場合は d ファイルがハーフオープンファイル か、オープンファイルになる可能性がある場合に行った方が効果的です。

他の局面も見てみましょう。



#172


0-0 は最短6手目、0-0-0 は最短4手目、なので 0-0-0 しやすいですがやはり状況を見てということになるでしょう。

キャスリングまでの最短手数を知るには
キャスリングするのに展開させる必要のあるピースの数 と 動かす必要のあるポーン数の合計に 1 をプラスした数値となります。



#221


0-0 は最短7手目、0-0-0 は最短4手目、なので 0-0-0 する可能性が高そうです。



#510


0-0 は最短3手目、0-0-0 は最短4手目、どちらのキャスリングも考えられます。



#553


0-0 は最短2手目、0-0-0 は最短5手目、手数だけを見れば 0-0 しやすいですが
2つのビショップが h サイドに攻撃しやすいため状況を見てということになるでしょう。


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