戦略とは?


チェスの戦略 ( Strategy ) とは何なのか考える時、まず Tactics ( 戦術 ) と比較したくなります。 Tactics はダブルアタックや、ピン、ディスカバードアタックなど様々なものが
あり、駒得になったり、メイトになる手を見つけ出すこと、または Tactics を作り出す準備のような手も含まれると思います。

一方、戦略はすぐに駒得やメイトにつながるわけではなく、有利となる状況を作っていくことや、狙いを定め、その狙いを達成するために計画を立てることです。

例えば相手にダブルポーンや孤立ポーンを作らせ、後でその弱いポーンを狙っていくとか、相手に Bad Bishop を残させてエンドゲームを有利な状況で戦うとか、オープンファイルを支配して 7th ランクにルークを進める、など。

R 1400 ぐらいまでは Tactics を学ぶことを優先させた方がいいでしょう。ダブルアタックやピン、ディスカバードアタックなどのパターンを知って有利を得るためだけでなく、 Tactics の基礎的な種類とパターンを知ることにより、相手の Tactics を見落として不利となることを防ぐためです。

Tactics と同様に、基礎的な Endgame を学ぶことも大事で、戦略( Strategy )を学ぶ前に基礎的な Endgame を学んでおきましょう。個人的には Tactics と Endgame は常に学んでいく必要があると思います。

R 1400 以降になると戦略も重要になってきます。勝敗はミスをした方が負けたり、総合力で決まるものですが、ある程度でも戦略を知っているプレイヤーと知らないプレイヤーでは、何かしらの戦略を持っているプレイヤーの方が有利を得られやすいでしょう。

オープニングでは、センター支配、ピース展開、キングを安全にする、など目的が
ハッキリしているのでそれほど困ることはないと思いますが、戦略の基本となるものは
何でしょうか?

1. 戦略とはどういうものか知る

すぐに駒得やメイトにつながるわけではなく、有利となる状況を作っていくことや、狙いを定め、その狙いを達成するために計画を立てること。

2. 戦略の基本を知る

次の記事をご覧にください。

3. 各種戦略について学ぶ

基礎的な戦略について、始めはこのサイトの戦略例にある内容で十分だと思います。

本で戦略について学びたい場合は下記洋書がオススメです。

Winning Chess Strategies - Yasser Seirawan, Jeremy Silman
WEAPONS OF CHESS - Bruce Pandolfini

あまり知られてないかも知れませんが
THE COMPLETE IDIOT'S GUIDE TO Chess - Patrick Wolff
の Part3 Strategy の章がかなり良いです。中級者向きな感じもしますが。


中級者向きになりますが和書ならば

チェス戦略大全 I  ・ II - ルディック ・ パッハマン ( 小笠 誠一 訳 )
いちばん学べる名局集 - アーヴィング ・ チェルネフ ( 水野 優 訳 )

が良書です。


下記は、戦略の基本の前にとらえておきたいことです。

ゲームで勝つために戦略を考えていきますが、不利な状況になればドローにするための戦略というのもあります。

オープニング、ミドルゲーム、エンドゲーム、それぞれの段階において戦略があり
オープニングは互角であれば十分で、可能ならば有利な状況でミドルゲームにつなげていく
ミドルゲームは有利な状況でエンドゲームにつないでいく
そしてエンドゲームで勝つ

という大まかな戦略があります。ミスして駒損となったり、メイトされたり、エンドゲームに入る前に勝敗がつく場合や、自分側が不利な場合もありますが、エンドゲームで勝つ
ことが戦略の1つです。

次へ → 戦略の基本


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