自分の得意な戦い方


「 自分の得意な戦い方 」 というのはすぐできるものではありませんが、チェスを始めて何年か経ってきたら、自分の得意とするものや、勝率を良くしている要因について考えてみるといいでしょう。

自分の得意とするものがあれば、その状況に持って行くことで勝率を高めることが可能です。通常のチェスならば、自分の得意とするものを考慮したオープニングの選択などもあるでしょう。

得意とするもの や 勝率 に関わる参考例

オープニング

初手
白番 と 黒番
好きなオープニング
勝率の良いオープニング
オープンな局面 と 閉じた局面

ミドルゲーム

タクティクスで有利を得る
得意とする戦略がある
得意とする状況


エンドゲーム

得意とする状況


オープニング、 ミドルゲーム、 エンドゲーム のどの段階で有利を得ることが多いか? その有利を生かすにはどうしたら良いか?

チェスを始めてしばらくは、まずオープニングで駒損したり、不利な状況におちいることが多いでしょう。しかし、通常のチェスで定跡を覚えたり、タクティクスを勉強していくと、徐々にオープニングで不利となることが減ってきます。そうなると今度は、自分の得意な、または勝率の良いオープニングというものが出てくるでしょう。

オープニングでミスが減ってくると、ミドルゲームの難しさを感じるようになるでしょう。
ミドルゲームは主に タクティクス と 戦略が重要になってきます。タクティクス と 戦略 のどちらが得意かというのはあると思いますが、どちらも大事です。ミドルゲームで有利を得て、エンドゲームを有利に進めましょう。

エンドゲームに入ってきた時、有利を得ているのが理想的ですが、互角でもエンドゲームで勝負となります。不利な状況でもエンドゲームで逆転、もしくはドローにできる可能性もあるでしょう。1つ注意しておきたいのが、ミドルゲームまでのミスはエンドゲームで挽回できることもありますが、エンドゲームにおけるミスは、1手で勝敗が変わってしまうことが多いため、1手の重要性が増します。

エンドゲームを本などで勉強する時、駒が 3個 から 6個程度の基礎的な状況を学び、それがエンドゲームの基礎知識となり大事なことですが、エンドゲームはもっと駒の多い状況から始まっているため、駒数の少ないエンドゲームだけでなく、駒数の多いエンドゲームでどのようにしたら良いか? ということも大切です。それは Endgame Strategy
というものを考えれれるようになることです。 

このサイトの戦略例が Endgame Strategy に役立つものもあるでしょう。
Endgame Strategy について学びたい場合は、下記洋書がオススメです ( R1500以上推奨 )。

1. 101 Chess Endgame Tips - Steve Giddins
2. RATE YOUR ENDGAME - Edmar Mednis and Colin Crouch
3. From the Middlegame into the Endgame - Edmar Mednis
4. Endgame Strategy - M. I. Shereshevsky

4番の本は名著ですが、難易度的に 1 ~ 3番を先に読むことをオススメします。

Endgame Strategy は下記などについて考えると良いでしょう。
アイデアとプラン
急がない
弱点を作らない、弱点を攻める
Two Weakness
キング ( 活用、位置、安全性 )
パスポーン関連
ツークツヴァンク
スペース

Two Weakness は相手に弱点を2つ作らせることにより、どちらか片方は守れなくすることです。
ちなみにエンドゲームにおいても タクティクス の重要性は変わりません。
エンドゲームで得意な状況があれば、オープニング や ミドルゲームの段階から
その状況に持っていくことを考えると良いでしょう。


タクティクス と 戦略のどちらが得意か?

得意と感じなくても、始めはどちらが好きかでもいいと思います。タクティクスが得意で
あれば、オープンな局面にした方が、タクティクスが決まりやすいでしょうし、戦略が得意であれば、閉じた局面で堅実に指していくのが良いかも知れません。

個人的には タクティクス と エンドゲームは常に勉強していく必要性を感じます。
戦略についてはこのサイトで紹介されている戦略例など、始めは基礎的なものを覚えておけば十分でしょう。上級者以上 ( R1800 以上と考えてます ) を目指す段階になったらもっと高度なことを本で学んでいけば良いでしょう。


以下、私が得意とする戦い方について記載しますのでご参考にしてください。

オープンな局面

オープンファイル や ハーフオープンファイルがあり、ピース展開しやすいオープンな
局面ではタクティクスが決まりやすく、それで有利を得ることが多いです。
そのため、オープニング から ミドルゲーム まで、オープンな局面にしたいです。
通常のチェスなら、1.d4 より 1.e4 から始まるゲームの方が勝率が高いです。

とにかくオープンな局面にすればいいというのではなく、状況に合わせて行なっていく
必要があります。例えば、自分が不利な状況であれば、オープンな局面にするとピースの可動性が高まり、相手にさらに有利を与えてしまいます。自分にビショップペアはなく、相手にビショップペアがある場合、オープンな局面にすれば、ビショップペアの相手が
有利となりやすいです。


French Defence

通常チェスの黒番で 1.e4 に対し始めは 1...e5 を使い、しばらくして 1...e6 の French Defence も使うようになりました。 1...e5 の Open Game は変化が多いものの、様々な局面を経験でき勉強になってました。しかし、中級者になり、上級者を目指そうとするのに、オープニングレパートリーを狭めようと思ったのと、French Defence を
もっと得意にしたいという思いもあって、1...e5 は使わなくなりました。

好きではあったものの、French Defence の戦い方について分かってなかったため
本を読んで学んだり、マスターのゲームを見てどのようなところがポイントになるか
ある程度分かってきてから、勝率が良くなってきました。


Bad Bishop に関わる戦略

戦略を学べば、Bad Bishop について考えることはあたり前のこととなりますが、相手に Bad Bishop を残させるようにしたり、自分には Bad Bishop が残らないように考えるだけで、ずいぶんと勝率が違っていると思います。相手に Bad Bishop が残って
いればエンドゲームで有利を得られる可能性が高いです。


1つのオープンファイルでメジャーピース交換を行い、エンドゲームで勝負する

オープンファイルの記事で述べたように、1つのオープンファイルがあるとメジャーピース交換が行われることが多いです。私はエンドゲームが好きなので、メジャーピース交換を行い、エンドゲームで勝負する形に持っていくことが多いです。

エンドゲームが苦手だったり、嫌いなプレイヤーであれば、エンドゲームに入る前に
タクティクス や戦略 で有利を得ることに力を注ぎ、その有利を保って勝ちきることを
考えるかも知れません。


ポーンが多く残った状況の N vs. B で N 側

ナイト3 の記事に出てきた状況です。 この状況の勝率が高いため、ミドルゲームでこの状況になるようピース交換を考えてます。オープンな局面であれば、B 側が有利な場合もありますが、そのような時でも自分が B 側だと勝率が悪いため、可能ならば、 N vs. B で B 側になるよりも、 N vs. N のエンドゲームになるようピース交換を行う場合も
あります。


エンドゲーム

得意というよりエンドゲームが好きです。どういう所が好きかと言うと、その状況でどう
対処すべきか分かっていると、確実に勝利を得たり、ドローにできるからと、エンドゲームは難しいですが、面白いです。

エンドゲームが好きなことを生かすため、エンドゲームの勝負に持ち込むことを考えてます。もちろんできる限り有利な状況でエンドゲームに入りたいです。

エンドゲームが苦手だったり、エンドゲームの勉強が嫌いなプレイヤーは多いようですので、エンドゲームが好きなことは1つの利点となります。


得意なものがあれば、苦手なものもあります。次の記事では苦手分野の改善について考えていきます。 → 苦手分野の改善 ( リンク )


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